60代のトランスジェンダー

60歳を過ぎてからジェンダークリニックの門を叩いたMtFのお話

緊急通院の結果、抜糸

LINEで送るための患部の写真を撮ってみたら、縫ってあるはずの傷口がパックリ開いていたのと、排尿が困難なので、先生に相談したら「来ますか?」ということでしたので、急遽、フローブクリニックまで行ってきました。

慌ててて、尿袋を付けず、自宅に置いたまま車に乗ってしまいました。

クリニックまで一目散、のはずが、あと10分ぐらいのところで尿意を催して、もう我慢できない、失禁するかも〜という感じにまでなってしまったのですが、車を脇に寄せて一時停止してじっと我慢していてら収まりました(^◇^;)

あ〜〜、しんど(~_~;)

それでも、10分遅れでクリニックに到着。

さっそく、手術室へ通され、先生に診断してもらいました。

「写真を撮る時、M字開脚してるでしょう? インリン様みたいに」

インリン様って、いつの話してんねん! もう、先生!

「M字開脚じゃなくて、ちゃん足を揃えれば傷口は開かないでしょ?大丈夫ですよ、くっ付きますから」

と手鏡を私に持たせて説明してくれました。さらに、今までの手術の写真も見せてくれて、「ほら、こんな感じになってもちゃんとくっ付きましたから」と私を説得。

先生も手術をやり始めた頃は「これは縫い直さないといけないかな」と思ったそうですが、手術の回数を重ねる度に、これは、こうなってもくっ付くもの、という事が分かったそうです。

という事で、非常事態ではないと分かったので、尿道カテーテルを抜いて、抜糸すると言われました。

尿道カテーテルを抜く時、痛いかも、と看護師さんに言われましたが、あっという間でした。

抜糸は、溶ける糸についてはそのままで、抜糸するのは溶けない糸4本だそうです。

ハサミを傷口の中に入れて切るのでちょっと痛いと言われました。確かに、痛みを感じましたが、大した事はありませんでした。

一回の作業ごとに抜いた糸を見せてくれましたが、2本ずつ結ばれていたので、作業は2回で済みました。

それから、傷口に塗る軟膏を1本持たされ、塗り方の指導がありました。朝と、お風呂の後、1日に2回、パックリと開いていた傷口に塗るそうです。そうすると、傷口が早く治るという話です。

以上で、本日の診察は終わりました。

最後に、新しい大人のオムツと尿漏れパッドをいただき、服を着て診察室へ。

今日は戸籍上の性別、氏名を変更するための診断書を渡されました。税込み22000円でした!(◎_◎;)

「読んでください」と言われたので、読みました。

診断内容が文章でたくさん書いてありました。途中、クスッと笑いながら最後まで読み切り、納得した上で代金を支払いました。

精神科医2名の署名がいるため、最後に1人分が空欄になっていました。フローブクリニックの近くのクリニックを紹介され、後日、行ってくるようにと言われました。

自宅に戻って、さあ、今日からオシッコが快適に……と思っていたけど、結局、クリニックへ行く前とあまり変わらず、尿意を催して慌ててトイレに駆け込んでも、ジャーっと気持ちよく出ない(^_^;)

その状態をLINEで先生に伝えると「膀胱が満タンになるのは5時間ぐらいかかります。こまめにお茶飲んで様子みて下さい。今晩入浴して下さい。」という指示でした。

少し横になったら3時間ぐらい眠っちゃって、目が覚めてから、久しぶりにお風呂を沸かしています。

今は眠ったせいか、少し落ち着いています。尿意もありません。

先生の指示に従って、しばらく様子を見る事にします。