60代のトランスジェンダー

60歳を過ぎてからジェンダークリニックの門を叩いたMtFのお話

市役所で懇談会

昨日、春日井市役所へ行って、石黒市長はじめ、市民生活部長、男女共同参画課長、課長補佐そのほかのみなさんと懇談してきました。

その様子は、今朝の中日新聞近郊版(犬山市小牧市春日井市豊山町などが対象)に掲載されました。

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新聞記事のサブタイトル「相談窓口設置など提案受ける」となっているように、LGBTQ専門の相談窓口を設置すること、春日井市で去年から始まった「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」と「LGBTQフレンドリー企業登録制度」をもっと周知するようにすること、パートナーシップ宣誓制度を利用して宣誓したカップルに支援金を出してほしいということなどを要望いたしました。

これらは予め、要望書として昨年暮れに市に提出してありました。

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この要望書をもとに懇談会をしたのですが、LGBTQ相談窓口の件は、この要望書に含まれていません。

LGBTQ相談窓口については、市役所や「レディヤンかすがい」の女性用トイレにDVなどの相談窓口を案内するカードが置いてあることを知って、ぜひLGBTQについても相談窓口を作ってほしいという思いから、要望書を提出した後で追加した要望です。

石黒市長さんは、最初の15分ぐらいおられただけで、途中で退席されました。

で、市長退席後の懇談会はどうだったかというと・・・

やはり、お役所ですね(~_~;)

「分かりました、ではすぐに改善しましょう」とはなりません(´;ω;`)ウゥゥ

「自分たちの制度設計はこうだから・・・」

「他市ではどうのこうの・・・」

「費用対効果が・・・」

というような返事が多く、私たちの要望を聞いて「じゃあ改善しましょう」という気持ちがまったく伝わってきませんでした(-_-;)

一番強く思ったのは「他市では」という自治体横並びの意識。

「他市がやっているならやる、やっていないならやらない」という意識の強さです。

他市が春日井市を真似するような街になるよう、春日井市が先頭に立って進む、という気概がまったくありません(T_T)

とは言うものの、今回、こうやって懇談会を開いてもらえたことは良しとしなければなりません。

このような懇談会を継続して開いていくことについては合意できたと思いますので、粘り強く、市側の意識を変えてもらうように頑張るしかないです。