60代のトランスジェンダー

60歳を過ぎてからジェンダークリニックの門を叩いたMtFのお話

女性として初めての健康診断

今日は昨日の産婦人科に続いて、小牧市民病院に年1回の健康診断に行ってきました。

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しばらく来ない間に小牧市民病院もすっかり立派になっていました(◎_◎;)

駐車場も大きな立体駐車場になり、満車にならないうちにと、朝早く起きて来なくてもよさそうです(⌒∇⌒)

でも、健診センターは昔のままでした(^▽^)

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女性として健診を受けるのは初めてなので、昨日の産婦人科に続き、今日も内心はドキドキ(笑)
まず、受付で困ったのは、月経についての問診。
実は昨日も月経についての問診はあったんですが、昨日は私がMtFだと告げてあったので特に問題はありませんでした。

しかし、今日は受付でイキナリ問診票を渡されて、「月経が遅れていますか」の問いに「はい」「いいえ」「閉経」の3択になっていたので、チェックする項目がなく困ってしまいました(;^_^A

すると、受付の人が「なしと書いておいてください」と咄嗟に言ってくれたので助かりました(^◇^;)

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性別欄に「男」「女」以外の選択肢を設けるのと同様、月経の問いにも月経がない人が答えられるような選択肢を作ってもらいたいですね。
こんな人は私だけかもしれないけど、今後は増える可能性がありますよ(^^)

という事をFacebookに投稿したら、月経がないのは私みたいに性別を変更した人だけじゃなく、生まれた時から女性の人でも生まれつき生殖機能がない人がいるという事を教えてくれた方がいました。

「ロキタンスキー症候群」と言って、4500人に一人ぐらいの割合で存在するらしいです。

私らのように性別を変更した者以外にも、もともと月経がない人たちもいるんだという事を知って、そういう人たちもこの問診票には困るだろうなぁという事が想像されます。

そこで、さっそく小牧市民病院のホームページから次のような要望を書いて送っておきました。

いつもお世話になっております。
私はMtFトランスジェンダーとして2018年(2017年度)の健康診断から一般の更衣室ではなく、1階の面談室の一室を私専用の更衣室として使わせていただいていました。
その間、他の人に気を遣う事もなく、安心して着替えができてとても感謝しています。
そして、去年、性別適合手術を受けて戸籍上の性別も変更しましたので、今年度から一般の女性用の更衣室を使わせていただく事にして、本日(2月2日)健康診断を受けさせていただきました。
戸籍上も女性になっての初めての健康診断で気が付いたことを一つお知らせします。
受付で「女性の方へ」という問診票に記入したのですが、「あなたは、月経が遅れていますか」の問いが「はい」「いいえ」「閉経」の3択になっていたので、チェックする項目がなく困りました。
私のような元男性の女性は私ぐらいしかいないかも分かりませんが、女性として生まれた方でも4500人に一人の割合で生まれつき腟や子宮がなくて月経がない「ロキタンスキー症候群」の方が存在すると言われています。
また、トランスジェンダーが社会的認知が広がって、私のような男性から女性へ戸籍変更する人も今後増えていくことが考えられます。
「あなたは、月経が遅れていますか」の問いに、もともと月経がない人が選択できる選択肢があればいいのに、と思った次第です。
以上、ご配慮いただけるとうれしいです。

さて、配慮してもらえるでしょうか?(^▽^)