60代のトランスジェンダー

60歳を過ぎてからジェンダークリニックの門を叩いたMtFのお話

尿道ダイレーション終了

今日、12月28日、長い長い尿道ダイレーションの毎日が終わりました(^^)

10月19日にオシッコをまっすぐにする手術してから、毎日毎日、尿道ダイレーションしてました。

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今、オシッコの飛ぶ方向は、真っ直ぐ前より、ちょっと右寄りで落ち着いています。
ほんとうは真っ直ぐ前に飛ぶのが理想だったんですけど、再手術前の、気を抜くと腿に向かって飛んだり、便器を飛び越してトイレの床を汚したり、という頃と比べると雲泥の差なので、まぁ、満足しています。
今年3回手術を受けましたが、患部が安定するまでにはだいたい2ヶ月は掛かりますね(声帯手術は半年は安定しないよ、と医師から言われていますが)。
SRS直後の、患部周辺が内出血で真っ黒けで、腫れ上がっていて、しかも私の場合、右側の縫合がパックリ開いてしまって、肉が見えていたようなぐちゃぐちゃな状態から、2ヶ月後にどういう状態で落ち着くかを想像する事はまったく困難だと思え、ちゃんと2ヶ月後に形がきれいに落ち着いてきたのは奇跡だと思いました。
私が心配になって、医師の先生に泣きついても「大丈夫ですから」とキッパリと私の不安を取り除いてくれたのはとても精神的に助かりました。
なので、これからSRSを受けようとしている人は、手術後に多少自分が思っていたのと違っていても、執刀医を責めないでくださいね。落ち着いて医師と話し合って、再手術が必要なら再手術をすれば、きっと良い方向に行きます。
ちなみに、写真のリハビリ計画書に手書きの赤い文字で「16Fr」と書いてあるのはカテーテルの太さを表していて、16Frのカテーテルを使いなさい、という指示です。「Fr」は「フレンチ」と読んで、「3Fr=1mm」です。私の場合、16Frは入る事は入るのですが、入れる時も痛いし、入れてじっとしているのも辛い、時々出血する、という状態だったので、先生の許可を得て14Frで尿道ダイレーションしてました。

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 ※ちなみに「尿道ダイレーション」という言葉は私が勝手に使っているだけで、医学用語にそういう言葉があるかどうかは知りません、ありからず。