去年、京田辺の京都耳鼻咽喉音聲手術医院で声帯の手術を受けてから丸1年が経ちました。
手術のあと、術後の診察を定期的に受けていましたが、3月16日に受診したのを最後に、脊柱管狭窄症のために京田辺まで行くことができず、術後の診察はずっとお休みしています。しかし、その間も、乙女塾は月2回のペースで続けていました。
手術をしたのが去年の10月5日でしたから、今日が手術して1年経過しての初めての乙女塾になります。
手術をする前は、声帯の手術をすればすぐに女性らしい声になると思っていた時もありましたが、病院の先生から手術の時、1年ぐらいはボイトレをしなくてはいけない、と聞かされていました。
確かにその通りで、最初の頃は今までの男の声と、裏声のような高い声とが安定せず、声を出してみるまでどちらの声が出るのか、本人にも分からないような状態でした。
また、話している途中で声が変わったりしていました。
半年ぐらいたってから、裏声のような高い声である程度安定して声を出すことができるようになりましたが、初めて私とお話させてもらった人からは「声かすれていますね」とか「その声、どうしたんですか?」と言われる始末・・・(-_-;)
「裏声のような高い声」というのが果たして裏声だったのかどうか・・・
そのころの乙女塾では、レッスンの途中で西原さつきさんから「そうそう、その声」と言われて、その声を反復練習するのですが、レッスンを終わってしまうと「はて、どうやって出すんだっけ?」という感じで、よく理解できていない状態でした。
それが、手術後1年近くたってくると、高い声(300Hz台前半)で安定して出せるようになってきました。
裏声はというと、これよりももっと高い別の声(500Hzぐらい)を出すことができますから、300Hz台前半の声は裏声ではなく、ネットなどでよく目にする、いわゆるミックスボイスという声なのでしょうか? 私はよく分かっていません(^^;)
また、低い男性の声も出せないことはないのですが、かなり無理しないと男性の声にはなりません。
ということで、今は300Hz台前半の声が一番無理なく出せます。
西原さつきさんには「無理なく声が出るようになりましたね」と言われました。
ふだんの生活でも、今はこの声で話しています。
さて、これで、念願の女性の声になったのでしょうか???
ZOOMの録画機能を使ったり、スマホの録音機能を使ったりして、あとで自分の声を聴いてみると、何か納得できない。
確かに、声帯を手術する前に比べると高い声になっています。しかし、これが女性の声なのでしょうか??
西原さつきさんには「女性らしく聞こえるコツは話し方」と言われていて、言葉の語尾の上げ方など、細かく指導を受けています。
生まれつき女性の方がみんな高い声かというと、中には女性でも比較的低い声の方もいます。でも、その人が話しているのを聞けば、やはり女性が話していると認識できるのです。
ですから、本当に女性らしく聞こえるためには、もっともっと「話し方」を身に付ける必要がありそうです。
声が高くなっただけでは終わらない、まだまだ西原さつきさんから指導してもらう日は続きそうです・・・(^^)