手術当日
今日は朝8時20分ぐらいに入口まで来て電話してほしいと言われていたので、ホテルを早く出て指定時刻より少し早めに到着しました。
入口で入院前のPCR検査を受けました。
結果が出るのに10分ぐらいかかるという事で、それまで1階のエレベーター前で待たされました(中には入れてもらえません)。
初めてPCR検査というものを受けましたが、鼻の中をグリグリやられて、たまりませんわ(~_~;)
陰性だと分かって病室に通され、手術着に着替えて、点滴を打ちながら待機。
最初の看護師さんに、手術は何時ぐらいからなのか尋ねたところ、9時ぐらい、という答えだったので、テレビもつけずに待機、待機、待機、、、
いつまで待ってもお呼びが掛からない(^◇^;)
看護師さんに聞いたら、今日はもう一人手術がある、とのこと。
もしかしたら、そのもう一人の手術がトラブってるの?とか思いながら、しょうがないので、テレビを見ながらボーッと待っていると、12時過ぎてからやっとお呼びが掛かりました。
パンツ以外何も付けずに、という事で、うっかり付けたままにしていたピアスを外すように注意を受けました。さらに、メガネも置いていくように言われたので「メガネがないと歩けない」と冗談ぽく言ったら手術室で外せば良い、という事にしてくれました(^^)
手術室までスマホを持って行けないので写真がないのですが、ドクターXに出てくるほど大きな手術室ではないにしろ、私がこれまでに受けた睾丸摘出手術やSRSの時とは比べ物にならないぐらい看護師さんがたくさんいて、ドクターXが手術する時に「バイタルは?」とか言って確認するような装置もあってなかなか本格的!
でも、今回は局所麻酔❗️
全身麻酔の時のように、目が覚めたら手術が終わっていた、という感じではなく、ずっと意識があるので、手術中、ずっと耐えなくてはいけないので、とってもつらかった‼️
何を耐えるかというと、手術中、同じ姿勢をしていなければいけないのがとても辛いのです(>_<)
のどを手術するので、のどが見やすいように頭を下げて肩を上げる、みたいな格好をするんですが、肩の下に大きなバスタオルを丸めたようなもの(医師は肩枕と呼んでいました)をあてがわれ、これが時間が経つにつれてじわじわと痛くなる。
途中で痛がっているのに気づいてくれて外してくれたのですが、それだけではなかなか楽にはならず、手術が終わるまでずっと悶絶していました(-。-;
手術終了は15時。ざっと2時間半、同じ姿勢を続けるのはしんどいですよ。そんなに寝心地のいいベッドじゃないし。
全身麻酔にしてくれればいいのに、と思うのですが、手術の途中で、何やってるか見えないので詳しくは知りませんが、手術中ののどの何かを引っ張りながら、「え〜〜〜と言ってください」と言われるので、手術中に「え〜〜〜」と声を出して音の高さを調整するのです。そのため、全身麻酔にはできないのでしょうね。
話の内容も全部聞こえます。最初、何かを引っ張る前は180Hzだと言っていました。
それから何度か、引っ張っては声を出し、引っ張っては声を出し、というのを繰り返して、220Hzになったところで(これが限界だったみたい)、「これで固定していいですか?」と聞かれたので、頷いてそこで固定してもらいました。
なので、傷が癒えて声が安定したら、普通に声を出すと220Hzあたりの声になるはずです(ホントかな?)。
ちなみに音程を変える手術は正式には甲状軟骨形成術Ⅳ型と言うらしいです。
音程の調整が終わったら、次は喉仏の切除(正式には喉頭隆起切除と言います)。
何を使っているのか見えないので分からないのですが、会話の内容と聞こえてくる音から、電動のヤスリ、昔ながらの手でゴリゴリするヤスリ、もう一つは軟骨を除去するための器具。
この3つを使って削る、キーン(電動ヤスリで削る音)、ゴリゴリ(ヤスリを使って手で削る音)という、いつ終わるかもわからない作業に耐えました(T_T)
最後に傷口を縫合(これがまた長く感じた)してやっと終わりました。
2時間半よく耐えたわ(^_^;)
手術が終わったすぐはフラフラして起きるのがやっとだったのですが、少し休憩して病室に戻りました。
こんなに大変な手術だと思ったのに、終わってみれば
傷跡はこんな感じ。
ちょっとケガをして絆創膏を貼っただけって感じです。
手術の大変さが全然伝わりませんね(T_T)
そして、最後にビックリが待っていました!
夕食が出るというので、流動食だろうと思っていたのですが、出てきたごはんはこれ❗️
ビックリ仰天ですわ!
まだ、つばもキチンと飲み込めないような状態なのに、食べられるかしら?(^◇^;)