60代のトランスジェンダー

60歳を過ぎてからジェンダークリニックの門を叩いたMtFのお話

イベント「みんなで女声を練習しよう」に参加しました

トランス女性にとって一番困難なのは声の問題。

いくら綺麗に化粧して、可愛い洋服を着て、外見はどう見ても女性、という人でも、ひとこと喋ると、「あっ、この人男性!」って分かっちゃうのが辛いところ。

 いくら通称名を女性の名前にしていても、電話で話をすると「ご主人ですか?」と言われてしまいます(^-^;

できることならば、声も女性の声にしたい、というのがトランス女性であればだれでも思う事です。

(ネットで調べたところ、トランス男性は意外なことに、ホルモンで声が低くなるそうです。ところが、トランス女性はホルモンでは声が高くなることはないそうです。なんで?? 不公平じゃん( `ー´)ノ)

そんなこんなで、「Cafe and Bar M」で行われたイベント「みんなで女声を練習しよう」に参加してきました。

 

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(この写真は Cafe and Bar M の Facebook から拝借しました。)

カウンダーに肘をついて向こうを向いているのが私です。

その右で立っている人が今日の先生。

私、この人を何年も前から知っているんですけど、この人がトランス女性だって知ったのは今年になってから。ある人から「トランスだよ」って教えられて「え~~~っ! うっそう!!!!」とびっくりしました。それほど自然に女性の声で話をされます。

自然に女性の声が出るようになるまでに6年かかったそうです。

なので、話す内容にとっても重みがあります。

先生の指導で、その場では少しは女性のような声が出るようになったのですが、帰ってきて日常に戻ると、ダメですねぇ~~~ 気が緩むのか、男の声に戻ってしまいます。

ああ、6年もかかるはずだわ! と実感です。

こういうことは、1回だけではなく、継続してやらないとダメだ! ということで、Cafe and Bar M さんではこのイベントを定期的に行うそうです。

次回も参加します(^-^)/