60代のトランスジェンダー

60歳を過ぎてからジェンダークリニックの門を叩いたMtFのお話

オンラインミーティングのつらいところ(^^;)

昨日、ある集まりがオンラインであって、参加しました。

使ったツールはZOOMです。

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主催者は知っている人ですが、それ以外の参加者は誰も知りません。知らない人ばかりで、どう見ても、全員セクマイ当事者ではないです。

テーマは「ダイバーシティ」ですが、LGBTQ+の話はまったくありませんでした。

さて、そんなミーティングに参加していて、思ったこと。

発言できない!

ほかの参加者は活発に言葉を交わしている。そんな様子を見てて、発言したかったけど、発言できない

主催者を知っているとはいえ、それ以外はまったく知らない人たち。そんな人たちに私の声を聞かれるのはイヤだ!

室内にいるとはいえ、オンラインミーティングのためにわざわざメイクして、ちょっとおしゃれな(と自分では思っている)服を着て、おとなしく座って話を聞いていたけど、ここで、男の声で発言したら参加者になんて思われるのやら・・・(^^;)

それが恐かった!

ダイバーシティ」がテーマのミーティングに参加するような人たちだから、偏見はないだろうけど、でも、すぐ横にいるわけでもないし、表情も反応もよく分からない。

それに、1時間か2時間のミーティングで、それが終わればきっと二度と会わない人たち。

だから、発言するのがとっても恐かった(◎_◎;)

ふだん、「私はオープンですから」とか言って、初対面の人にも「トランスジェンダーです」と平気で挨拶できているのに、この恐怖感はなんなんだ!?

そうこうしている間に、主催者から発言を促される事態に(^^;)

一瞬迷ったけど、とっさにキーボードを叩いていました。

ZOOMにはチャットの機能もあるんです。

チャットで「筆談で失礼します」と打ってから、キーボードで言いたいことを伝えました。

実はZOOMにはミーティングの様子を記録する機能があって、昨日のミーティングの前に、自分一人で参加して、自分が話しているところを記録して再生してみたりしていたんです。そういうことをしていて、自分の声を聞いてがっかりしていました!

自分で高く出しているつもりで、少しは女性の声に近い声が出ているつもりでいたんですが、記録した動画を再生すると、まったくもって男の声のままで変わっていないことにショック!

そんなことをしてからZOOMミーティングに参加したので、自分の声を他人に聞かれるのがとっても恐かったんです。

これがいつものように、実際に会ってミーティングをするのなら、きっと平気で自己紹介なり、発言なりしていたんでしょうけど、いやぁオンラインの恐さを知りましたわ。

(-_-;)