60代のトランスジェンダー

60歳を過ぎてからジェンダークリニックの門を叩いたMtFのお話

中村中さんのライブに行ってきました

昨日、中村中(なかむらあたる)さんのライブに行ってきました。

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中村中さんは、同じトランスジェンダー(男性から女性、今でも戸籍は男性)であること、「友達の詩」がヒットしたこと、紅白歌合戦で、初めて戸籍が男性にもかかわらず紅組に出場した初めての歌手であること、そのぐらいの知識しかなかったのですが、行ってほんとうによかった。

数日前に、紅白に出場した時(第58回NHK紅白歌合戦)の動画をネットで探して見ていたので、その時のおとなしめの印象しかなかったけど、ライブのパワフルなステージに圧倒されっぱなしでした(^-^)

もちろん、友達の詩も歌ってくれたし、しんみりメッセージを投げかけるような静かな歌(題名はわかりません、(^^;) )もあり、時には涙が止まらないような状態にさせられてしまいました。

そうかと思うと、突然ギターを振り回すような激しい曲が始まり、これが同じ人かと思うほど(笑)

そして、ほんの短い時間でしたが、去年の、杉田水脈議員の「生産性」発言※1や、今年初めの平沢勝栄議員の「LGBTばかりになったら国は潰れちゃう」発言※2に触れ、「私のことは嫌いでもいい、でも、他の人に向かって、皆さんも嫌いになるべきだ、というのはやめてほしい」というような内容の話をしてくれました。くどく批判することはなく、さらっと話してくれたのにはとても好感が持てました。

ライブが終わったあと、すっかり中村中さんのファンになっているのには自分でもびっくり!

最新アルバム「るつぼ」もライブ会場で買ってきてしまったし、

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また、今日、中村中さんのファンクラブ「中毒倶楽部。」(名前がすごいですね!)にも加入してしまいました(笑)

また、名古屋でライブがあったら絶対に行こう!!!

 

※1 杉田水脈議員の「生産性」発言

自民党杉田水脈衆議院議員が『新潮45』2018年8月号に掲載された「『LGBT』支援の度が過ぎる」という寄稿文の中で「LGBTカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」と主張した問題。

※2 平沢勝栄議員の「LGBTばかりになったら国は潰れちゃう」発言

自民党平沢勝栄衆院議員が2019年1月3日、山梨県内での集会で「LGBTで同性婚で男と男、女と女の結婚。これは批判したら変なことになるからいいんですよ。もちろんいいんですよ。でもこの人たちばっかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」と発言した問題。