60代のトランスジェンダー

60歳を過ぎてからジェンダークリニックの門を叩いたMtFのお話

いろいろ聞かれました(;^_^A

今日は、脊柱管狭窄症で通っている東海記念病院に予約してある日なので、朝9時から行ってきました。

今は、だいたい4週間に一度、診察と処方箋を出してもらいに通っています。

実は、先日小牧市民病院で受けた健康診断の結果、腎臓と血圧があまりよくなく、腎臓は判定がD(要精密検査)、血圧はC2(要再検査)でした。

それで、整形外科の診察時に腎臓と血圧のことを先生に相談しました。

すると、検査したほうがいいから、内科に回します、と言われ、まず、「一般内科」という診察室の前で待つことになりました。

診察室から呼ばれ入っていくと、内科の先生から問診がありました。

先生は小牧市民病院から出された「健康診断結果票」を見ながらいろいろな質問をされました。

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すると、「最近、ヒゲが生えてきたとか、あちこちの毛が濃くなってきたということはありませんか?」と質問されました。

「そんなことはありません」と答えると、「ホルモンバランスが崩れるとそういうこともあるんですよ」と説明されました。

”これはもう黙っていてはまずいかな” と思って、「実は毎日プレマリンを4錠飲んでいます」と話しました。「どうしてプレマリンを?」と聞かれるので、正直に「もとは男性でしたから」と答えると、「それでか」と独り言のように呟きましたが、驚く様子はまったくありませんでした。

その後は、淡々と聞かれるままに、62歳から始めたホルモン治療、睾丸摘出、性別適合手術の経過を説明しました。

先生は今回の症状がホルモン治療のせいではないかと疑ったそうですが、62歳からホルモン治療を始めていて去年までどこも異常がなかったということから「じゃあ、あまり関係ないかな」という結論になりました。

内分泌系の検査が必要だということで、次は「糖尿病内科」という診察室に行くことになりました。

内科と言ってもいろいろあるのですね。

糖尿病内科のある並びには、ほかに「消化器内科」「循環器内科」「脳神経内科」「呼吸器内科」の診察室が並んでいました。

診察室に入っていくと担当の先生から「トランスジェンダーだということですね」と言われてから問診が始まりました(;^_^A

当然、一般内科から診察内容が伝わっているんでしょうけど、イキナリ「トランスジェンダー」という言葉が出るとは思いませんでした!(@_@)

しかし、だからと言って、何か特別な振る舞いがあるわけでもなく、淡々と専門医としての説明をしてくださいました。

結局、調べてみないと分からない、ということで、次回、空腹状態での検査を行うことになりました。

2週間後の28日に予約してきました。

一般内科の先生も、糖尿病内科の先生も、二人とも、トランスジェンダーであってもそれが特別なことではなく、ただ淡々とほかの患者さんにもそうしているだろう医師としての説明をしてくださったのがとても嬉しかったです(⌒∇⌒)

そうそう、今日はスマホを忘れてしまったので写真を撮ってないのですが、各診察室の入り口に「個人情報保護に配慮して『苗字』を2回お呼びいたします」と書いてありました。この「個人情報保護に配慮」が通称名を使っているトランスジェンダーを配慮したものかどうか分かりませんが、いい方針ですね(^▽^)

しかし、受付の人は、待合で待っている人の中から誰かを探す時に、しっかり下の名前まで読んでいましたけどね(-_-;)

個人情報保護に配慮するなら、病院内の全職員に徹底してほしいですよね!

さて、そんなことをしていたら、9時に病院に行ったのに、帰りはお昼になってしまいました。

今日は、東海記念病院で診察が終わったら、去年と同じように前立腺がんの検診に行こうと思っていたのに時間がなくなってしまいました(-_-;)

2月中に受けないと受診券が無効になってしまうので、忘れないように行ってこなくちゃ!