60代のトランスジェンダー

60歳を過ぎてからジェンダークリニックの門を叩いたMtFのお話

出前講座(⌒∇⌒)してきました。

小牧市の小松寺会館というところで、地域の住民の皆さんを対象に『「LGBT」理解・出前講座』を行ってきました。

このタイトルは小松寺地区の役員の方が付けたタイトルです。

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小牧市では市内の各地域で「地域3あい事業」というものを行っています。

「地域3あい事業」とは

 地域3あい事業の3つの「あい」とは、「ふれあい」・「まなびあい」・「ささえあい」を表しています。

地区の集会所などを活用したふれあい活動や学び合いを通して、地域ぐるみで子育てに関わることと、お年寄りを支えることができる地域づくりを目指すものです。(小牧市ホームページより)

 だそうです。

その3あい事業のひとつとして『「LGBT」理解・出前講座』が企画されて、講師として私が呼ばれました。

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参加された方は小松寺地区の住民の方たちで、年配の女性の方が多かったです。みなさん、熱心に聞いてくださいました。(下の写真で立って発言しているのは小牧市議の師岡えみさんです。)

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最後の質問の時間にこんなことを言われた方がおられました。

子供(お孫さんだったかもわかりません)がランドセルを買うときに男の子なのに「赤がいい」って言うんです。6年間使うんだからよく考えなさいよと言って、結局、緑のを買ったのですけど、主人が男の子は絶対に黒じゃなければならないって言うんです。

 これに対して私は「今日は、ご主人に来てもらった方がよかったですね」と答えました。

実際このような講習会に来られるのは、ある程度関心をもっておられ、お話をすればすんなりと理解してくださる方が多いのですけれど、性的少数者に対する偏見が強くて、こういう人にぜひ聞いてほしいという方は、そもそもこういう講習会には参加されないんですよね(^^;)

ほんとにこの人には聞いてほしい、という人に講習会に参加していただくためにはどうしたら良いんでしょう?

悩みますねぇ。