60代のトランスジェンダー

60歳を過ぎてからジェンダークリニックの門を叩いたMtFのお話

性別欄の記入が任意になりました(ウィルあいち)

愛知県女性総合センター(通称「ウィルあいち」)の施設を使用したい時に提出する「利用許可申請書」に利用予定の性別欄があり、どんな人が実際に来てくれるかわからない段階で記入することが必須になっている、ということを3月27日に投稿しました。

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ウィルあいちと、この施設を管理する愛知県に、

 全国的な性別欄廃止の流れがある中で、「性別にかかわりなくその個性と能力を発揮できる社会をつくるために」と謳っているウィルあいちが性別欄に強制記入させるのはおかしなことではないでしょうか?

 という意見を、それぞれのホームページから送信しておきましたところ、「愛知県 県民文化局 男女共同参画推進課」というところから、次のような返事が来ました。

  「利用許可申請書」の男女別の施設利用人数は、愛知女性総合センターが県民の皆様へより良いサービスを提供するための情報把握の一環として記入をお願いしてまいりました。
 今回頂いた意見も踏まえ、「利用許可申請書」の性別欄の記載は任意とし、性別欄の記載がなくても合計人数の記載のみで受け付けるよう取扱いを変更することとしました。また、その旨を「利用許可申請書記入例」にも記載いたします。

 ということで、ウィルあいちの施設を利用するに当たって、利用許可申請書の性別欄には記入する必要がなくなりました。

いろいろな書類に「性別欄」を設けるというのは、単なる「慣習」という気がしますね。どうしても必要なものならば、私一人の投書ぐらいではこんなに簡単に規則が変更になりはしないでしょう。結局、最初からいらなかったものなんだ、ということになりますよね。