ホルモン治療は保険適用外の矛盾
今朝の中日新聞が指摘していたのは、性同一性障害の治療に対する国の政策に対する矛盾です。
今年の春から性別適合手術が保険適用になったものの、手術の前にホルモン治療をしていると混合診療と見なされ、手術に保険が適用されません。
すなわち、保険で手術したければホルモン治療をせずにいきなり手術しろ、と言っているのです。
ところが、手術の条件として、望む性での生活が送れている事、というのが国のガイドラインなのです。望む性で普段の生活を送るためにはホルモン治療は必須だというのが一般的な考え方です。
その結果、性別適合手術はほとんど保険が適用されていません。
この問題は最初から指摘されていたのに、今頃また記事になるという事は、半年ぐらいたってもまったく改善の方向に進んでいないという事ですね(^◇^;)