60代のトランスジェンダー

60歳を過ぎてからジェンダークリニックの門を叩いたMtFのお話

お母さんが相談に来られました

6月24日に中日新聞近郊版の「あたしで盛ってます 頑張る近郊女子たち」というコーナーに掲載された私の記事を見て電話をかけてこられた方がみえました。

お子さんがLGBTの当事者で悩んでおられるご様子。お話がしたいという事で、夕方私の教室に来られました。

お話を伺うと、「子供たちがそうなったのは私の育て方が悪かったのではないか」という思いがあり、相談するところもなく、真剣に悩んでおられました。

私は、

  • LGBTの当事者はたくさんいるけど、表に出ないのでいないように見えること
  • LGBTは親の育て方によるのではなく、生まれた時からそうなのだということ
  • カミングアウトという事はとても難しいということ
  • 小牧にはそういう人が集まる場所はたぶんないけど、名古屋に行けば当事者が集まる場所がいろいろあって、みんな名古屋に出てそういう場所で交流していること

などのお話をさせていただきました。

また、虹色グラカフェを始め、電話相談や活動しているNPOのこと、自治体が出しているLGBTのハンドブックのことなどをお話しし、手元にあった資料もお渡ししました。

お母さんは「すごく気が楽になった」と言われて帰って行かれました。

私の記事が少しでも役に立ったかなと、ちょっと嬉しくなった一日でした😊